本記事の内容
・安藤広大さんの書籍「数値化の鬼」の内容をポイントを絞ってご紹介します
「識学」とは、組織内の誤解や錯覚がどの様に発生し、どうすれば解決できるかを明らかにする学問。
その「識学」という意識構造学を通して多くの組織の問題を解決してきた、安藤広大さんによる著書「数値化の鬼」についてポイントを絞ってご紹介します。
安藤さんの他の著書「リーダーの仮面」も29万部を突破しています。
【数値化の鬼】
≪ポイント1≫
頭の中でいったん「数字」で考える
ポイント
・数値化は主観的な事実を客観的事実にしてくれるツール
【数値化の鬼 ポイント1】
りんごをたくさん食べた、ではなくりんごを2個食べた、となれば誰が見てもわかる客観的データになります。
この様にあらゆるものを客観的データにする事で組織の中の誤解や錯覚を取り除く事ができ、ビジネスを前に進める事ができます。
また数値化は感情を横に置いてラクにしてくれるツールでもあります。
「あの人は苦手だ」と常に思っていると疲れてしまいます。しかし、「ムカつくことを3回言われた」と数値化するとやや引いて考える事ができます。「嫌い」という主観が、「回数」という客観的事実に置き換わります。
常に数字で考えるクセをつけて、主観的な物の考え方から客観的な物の考え方ができるようにしていきましょう。
【数値化の鬼】
≪ポイント2≫
目標を達成するための数値化された指標
ポイント
・KPI: 目標を達成するための数値化された指標
【数値化の鬼 ポイント2】
目標は
「英語が話せる様になる」
ではなく
「英単語を1日10個覚える」
や
「英会話学校に週2回通う」
のような自分でコントロールできる
「目標のための目標」がKPIになります。
日々のKPIが明確になれば、その数値を目標に淡々と作業を進めて行きましょう。
【数値化の鬼】
≪ポイント3≫
「変数が何か」ここが仕事の成果に直結する
ポイント
・変える事で効果が高い変数を見つける
【数値化の鬼 ポイント3】
例えばプレゼンで
資料のデザインやレイアウトを凝ったとしてもそこまで効果がなかったとします。そこで伝え方を変えたところプレゼンの成功する回数が増えた。
資料の完成度が変数ではなく、プレゼンの伝え方が変数だったという事です。
仕事で一生懸命頑張っているのに成果がでないと悩んでいる人は、もしかしたら変数ではないところを頑張っているのかもしれません。
仕事での変数を見つける為、色々やり方を変えてみて効果がないとわかったものはどんどんやめていき、効果があったものを続けていけば、段々と変数の見つけ方もわかってくるのだと思います。思考停止状態にならずに、常に考えて行きましょう。
【数値化の鬼】
まとめ
ポイント
・数値化は主観的な事実を客観的事実にしてくれるツール
・KPI: 目標を達成するための数値化された指標
・変える事で効果が高い変数を見つける
【数値化の鬼 まとめ】
「識学」という意識構造学を通して多くの組織の問題を解決してきた、安藤広大さん。
仕事ができるビジネスマンになるための根本的な物の考え方が記された本書。一生懸命頑張っているのに成果が出なくて悩んでいる人にぜひとも読んで欲しい内容になっています。
まだ読んでいない人は是非とも読んでみてください。