本記事の内容
・ 高田敦史さんの書籍「45歳の壁、55歳の谷」の内容をポイントを絞ってご紹介します
高田敦史 たかだ あつし
A.T. Marketing Solution 代表
45歳前後で訪れる出世の限界、55歳前後で訪れる役職定年を迎えた人たちが、その後会社でどのように生きていけば良いのかが書かれた本書
1985年トヨタ自動車に入社し、2016年に退社して個人事業主になるまでの31年間をサラリーマンとして過ごした高田敦史さんの仕事術が詰まった本。
そんな高田敦史さんの著書「45歳の壁、55歳の谷」の中から、仕事を進める上での大事なポイントを3つに絞ってご紹介します。
45歳の壁、55歳の谷
ポイント1
ポイント
・関係者の共感を得て、味方を増やす仕事の進め方
【45歳の壁、55歳の谷 ポイント1】
大きな組織で仕事を進めていく上では、関係部署の理解、共感を得ながら見方を増やしていくことが大切。
この能力は企画書ばかり書いていては身に付かないものだ。と高田敦史さんは言っています。
会社の中で何かをしようとする時、自分の意見だけで物事を進めるのはとても難しいと日々実感しています。
1人の意見はとても小さく、すぐに否定されて終わってしまいます。
会議の場で通したい意見がある時は自分の意見に賛同してくれる人を増やして、外堀を埋めてから挑むのが上手いやり方と気付かされます。
45歳の壁、55歳の谷
ポイント2
ポイント
・コミュニケーション力とは話す力よりも聞く力の方が大事
【45歳の壁、55歳の谷 ポイント2】
社内の揉め事の9割は、コミュニケーションによって解決できる。
多くの場合、お互いの理解不足や誤解が原因、「話せばわかる」と言うより「聞けばわかる」
お互いそんなに違ったことを言っていないことも多い。多少の意見の食い違いはあっても、妥協点を見つけられる場合が多い、と高田敦史さんは言っています。
確かに私の職場でも圧倒的にコミニュケーションが足りていないと感じています。
聞いて確認すれば一瞬で終わることも、なぜか聞けない人が多い事に驚きます。
「話せばわかる」というより「聞けばわかる」というのはシンプルですが、改めて大事な姿勢だなと感じます。
45歳の壁、55歳の谷
ポイント3
ポイント
・世間で話題になっていることについて、「私はこう思っている」と言う意見を持つことで、周りの見る目が変わってくる
【45歳の壁、55歳の谷 ポイント3】
昔は自分が勤めた会社のことがわかっていれば何とかなった。新聞もろくに読まずに偉くなった方々もたくさんいる。しかしこれからはそんな優しい時代ではない。
社会全般の動きを大まかに理解するには、新聞が依然として重要なメディアである。
「365日分の差は大きい」問題意識を持って日々情報に触れている人とそうでない人では数年で大きな差が出る。
そして単に「知っている」と言うだけでなく、自分の仕事の業界のこと、世間で話題になっていることについて、「私はこう思っている」と言う意見を持つようにすると、周りの見る目が変わってくるはずだ。と高田敦史さんは言っています。
毎日、新聞を読む習慣を付けておくことの大切さが改めてわかります。
「365日分の差は大きい」という言葉が、印象的です。ちょっとした事ですが毎日の積み重ねが大切ということを気付かされます。
45歳の壁、55歳の谷
まとめ
ポイント
・関係者の共感を得て、味方を増やす仕事の進め方
・コミュニケーション力とは話す力よりも聞く力の方が大事
・世間で話題になっていることについて、「私はこう思っている」と言う意見を持つことで、周りの見る目が変わってくる
【45歳の壁、55歳の谷 まとめ】
本の題名としては45歳前後で訪れる出世の限界や55歳前後で訪れる役職定年についての内容ですが、それだけではなく高田敦史さんのこれまでの仕事術が詰まった本書。
どの年代にも参考になる内容なので、仕事を始めたばかりの若い人にも是非読んで欲しい内容です。
本書を読んだ後は仕事に対する意識が高まること間違いなしです。
まだ読んでない方は是非とも読んでみてください。